第三の使徒は「サキエル」と命名され、先の戦いは「第一次直上会戦」と公称される事となった、ネルフの損害は使徒戦において、人的被害は無く、完勝であったが、その前に行われた国連軍の攻撃における被害は悲惨だった・・・
最新鋭のイージス艦4隻、護衛艦6隻・・航空34機等、陸上兵力も含め戦死者は6826名負傷者239名にも昇り、世界中人々を震撼させた、その殆どの被害の原因は使徒では無い、N2爆弾による被害だった・・・・・
『見知らぬ、天井』
ネルフBFもN2爆弾の被害をかなり受けた、戦後の記者会見で、ネルフ反対派の陰謀が全て暴かれ国連の反対派は逮捕され国際法廷で裁かれる事になる、マスコミはこぞって、国連軍を批判し、ネルフを賞賛した、そして、記者会見でのゲンドウのコメントを繰り返し流す。
「日本国の自衛隊の決死の戦のお陰で、ネルフは勝利を掴む事ができました・・・・
ただ、国連軍上層部の暴走でこんな結果に終わったのは非常に残念だとしか申し上げられません、今後も使徒との戦いが続きます。これからも沢山の被害が出ると予想されますが、私達ネルフは全力で戦う事をお約束致します。」
記者会見の様子をモニターでみながら
「碇君、名演技だな、ふふふっ」
「これで、我々に反抗する輩は全て駆逐できる、」
「シナリオ通りにな、」
「しかし、N2を使うとは馬鹿な事をしてくれた、」
「さよう、自衛隊の損害とバトルフィールドの修復費、下手をすれば国が一つ傾くよ」
会議室の様な場所でゲンドウを末席に会議が開かれている。
人類補完委員会NERVに対して人類補完計画の指導及び監査を主な任務とする、国連直属の諮問機関である。
通信による3Dモニターによる会議だ。
「まぁ良い、ネルフの行動についてはシナリオ通りに終わったのだからな、」
「碇、良くやってくれた・・・・」
ゲンドウは軽く会釈をかえすが、ゲンドウポーズを崩さず席に座っている。
「今後の予算についても一考しよう」
「しかし、問題なのは葛城ミサトの件だが・・・・・」
「どうにかならんかね、碇・・・・・」
ゲンドウは此処で初めて発言した。
「どうにもなりませんな、私はともかく、受け入れを拒否しているのは天宮ですから・・・・直接彼に言って頂きたい。彼はあなた方委員会が送って来た人間ですからね」
「むむむっ、解っているのだが、君からも説得してくれんかね!」
と委員会の一人が困った表情で、ゲンドウを見る。
「私より、ユイ、いや!アメリカ支部に居る、碇ユイ博士にで説得を頼むのが良いでしょう。碇博士とは仲が良いですからな、彼は」
「な、なるほど、ユイ君に頼めば何とかなるかもな・・・・」
「解ったこの件は一時保留しよう・・・」
「どちらにしても、人類補完計画、これこそが我々の急務だ!」
「さよう。この計画こそが、この絶望的状況下における唯一の希望なのだ。我々のね」
「いずれにせよ、使徒再来における計画スケジュールの遅延は認められん。
「では、あとは委員会の仕事だ」
「碇君、ご苦労だったな」
次々に委員会のメンバーのモニターが消えて行く・・・
最後まで残っていたバイザーをつけた年老いた男が厳かに言った。
「…碇、後戻りはできんぞ」
「…わかっている。人間には時間が無いのだ」
と呟くそして最後の一人の映像が消えると。
ふう〜っと軽くため息を付き、
「シナリオ通りだな」と呟いた。
自室に戻ったマモルは自分の机の上に置いてあるモニターでケイジの様子を観ていた、
シンジとレイ、オペレータの彩とツラギを向かえてお祭り騒ぎになっていた整備員、保安員、その他大勢のスタッフが4人に歓声と拍手を送ってる様子が移っている。
マモルはその様子を観て微笑みながら椅子に深々と腰をおろした。
そして次に自分の机の上に山になっている書類を見つめ大きくため息を付く、
「やっぱり副官が欲しいなぁ〜でもあいつは嫌だしなぁ〜困ったもんだ」
と閉口しながら書類の山に手をつけて黙々と仕事を始めた・・・
マモルの階級なら副官として3人以上を与えられ、書類の整理や雑務をこなして、サポートしてくれる筈なのだが、マモルが拒否している。
なぜなら・・・・その主席副官候補に「葛城ミサト」の文字があったからである。
「あんなやつを副官にする位なら一人でやった方がよっぽど効率が良い!」
「人類を滅ぼす気ですか!」
とゲンドウが鼻白む様な毒舌で拒否をしたのだ・・・
現在田所が作戦参謀長権副官としてその任にあたっているが、田所自体も多忙な為、限界が近い・・・このままでは過労死するかも・・・
「ご老人達にも困った物だ・・・よりによって、あいつが一番苦手な仕事の部署に付けるなんて、狂気としか思えん・・・・独自に人選をした方が良いなぁ 副官の人事件は俺にあるのだし・・・・問題は変わりにあいつの部署を何処にするか・・・」
マモルは悩みながらも黙々と書類に目を通しながら仕事を続けて行く・・・
葛城ミサト
階級は一尉、セカンドインパクトが起きた、南極で葛城調査隊、唯一の生存者(当時14歳)であり、父親の葛城博士の一人娘である。
一時ショックで失語症となるが、立ち直り、大学卒業後、国連軍へ入隊、後にネルフに出向となるが、セカンドインパクトの悲劇のヒロインとして、ネルフの広告塔として雇われている感が強い、一般?には非常に優秀な作戦家として紹介されているが・・・・
そのミサトはドイツ支部に足止めを食らっていた・・・・・・・
ミサトは本部での記者会見模様と使徒戦の映像を観ながら歯ぎしりして悔しがった!
「使徒が来た!しかし、自分は何も出来ない!ただドイツで訓練を受けているだけ!何故!何故なの〜〜よ〜!」
ミサトは父親の仇を打つべく!ネルフに入った、その為にどんな訓練も受けてきたのだ、本部作戦部にいくら志願しても、自分はドイツ支部から出してもらえず、毎日を悶々と過していたのだ・・・
「天宮マモル!あいつが私を拒否してるって!ふん!」
「今に!吠え図らかかしてやるから〜見てなさい!」(怒)
とビールの入った大ジョッキを一気に飲み干す!
「かぁ〜あ〜っ!やっぱりビールはドイツだわ〜!」
相変わらず職務時間中に飲んでるようですな・・・・・・・脱帽(汗
マモルはようやく書類が片付き一息入れようと、リツコの部屋にコーヒーをタカリに行こうと思っていた。
「あ〜っ!やっと終わった!これで少しはみんなと騒げるな、まずはコーヒーだ!」
その時、机の上の電話がなった、スイッチを入れるとそこには碇ユイの姿が映っていた・・・・『ゲッ!』
マモルは少し冷や汗を掻きながらユイに話しかける、
「ユイさんお、お、お久しぶりです。」汗
「マモルさん使徒撲滅おめでとう!」ニッコリ
「ありがとうございます。こちらはシナリオ通りに進んでいます。」
「そう!良かったわね!こちらも順調よ」
「そうですか、ご苦労様です。」
「マモルさん、お爺さま達から貴方を説得してくれる様に頼まれたわ!」ニヤリ
「えっ!なんの事でしょうか?」ギック!
「まぁしらじらしい!ミッちゃん(ミサト)の事よ」
「とうとうユイさんの所まで話しが云ってしまいましたか・・・・」ガックリ・・・
「どうするの、ミッちゃんもあのままだと可愛そうよ何とかしてあげて」
「はぁ解っているのですがね!彼女が中枢の部署に付くと それだけで・・・」
「それだけで?」
「人類が滅びる確率が上がりますよ」きっぱり!
「あきれた!そこまで言うのあなたは・・・・」ぴくぴく!
「苦手なのねミッちゃんの事が・・・」
「あれが得意な人はあいつ位しか・・・何とか無難な部署を探していますが・・・」
「そうね〜・・・・・・あっ!良い事考えたわよ」ニヤリ
「ど、どんな?」ドキドキ!
「ゲンドウさんの秘書はどうかしら」
「はぁ〜っ!??」
「総司令部の秘書官だったら目立つし、ミッちゃんの使命(客寄せパンダ)もはたせるし、仕事は他の秘書がやってくれるから問題ないわ、筆頭秘書官に任命して冬月先生とゲンドウさんに面倒みてもらえば良いんじゃないかしらふふふっ」
「しかし!それではトップシークレットに引っ掛かるんじゃ・・・」滝汗
「大丈夫!リッちゃん(リッコ)に行って定期的に洗浄(記憶削除)してもらえば問題ないわ」ニヤリ!
「あはははっ マジですか・・・・」唖然!
「そっちの方がよほど可愛そうだとおもいますが・・・」
「大丈夫よ死ぬ訳じゃないし、様は最後に彼と幸せに結婚生活をしてもらえば良いんだから〜♪それにあの二人にも鈴をつけとかないとね〜♪ゲンドウさんと冬月先生には私から言っておくから!(命令しておくから)」ニタリ!
「わ、解りました。」絶対ミサトを洗脳して二人の監視役にするつもりだな・・・マッドめ!
「じゃっ!お爺さま達にも伝えておくわ〜♪」
「り、了解!」滝汗
「じゃぁまたね〜マモルさん」
「あっ、そうそう弐号機の件もよろしくね!お爺さま達も焦っていたわよ〜♪」
とユイは電話を切った・・・・
マモルは脱力感を感じながら
「全く!彼女には罪の意識が全く無いんだから・・・・ほんとに・・・」
「前の時もそうだったんろうなぁ・・・多分」
「ゲンドウ司令、冬月先生・・・ご愁傷さまです・・・・・・」
マモルは14年前の事をふと思いだした・・・
セカンドインパクト
2000年9月13日に南極大陸にて発生した全世界的災厄。
葛城調査隊が南極で発見した「第1使徒アダム」を葛城博士が中心となり、他の使徒が覚醒する前に卵にまで還元しようとした
その際に副次的に発生したエネルギーによりもたらされたものであった。
もしこれに失敗していれば人類はその場で滅亡していたと言われている・・
この災害で世界的に食糧難や混乱、紛争がおこり、
実に20億人以上の死者がでた。
現在もその余波で貧困や飢餓で苦しむ国が多い。
このアダムの卵は現在ネルフ本部に補完されており、それを目指して使徒が来る!
使徒とアダムが接触するとセカンドインパクト以上のエネルギーが発生し、人類を滅ぼす、サードインパクトが発生する。
これが、2003年に世界的に公表された、使徒が何故存在するのかは一切解明されていない、そんな事よりもサードインパクトを防ぐ手段が必要となり、ネルフが結成された。
これが現在の世界中の人々の共通認識となっている。
セカンドインパクト当時マモルは22歳で自衛隊国防大学の士官学生だった。
戦乱の中自衛隊は特別法規で国連軍に編入されマモルも卒業前だが、人員不足の煽りを受け国連軍に徴兵された。
日本政府は自衛隊を国連軍に取られてしまい、自国の防衛が出来なくなり、苦肉の策として戦略自衛隊を立ち上げる事になる。
マモルは国連軍として混乱が起きている朝鮮半島に出兵!
そこで彼は地獄をみた。
戦争程恐ろしい物は無い、戦争程悲惨なものはない、
人はこんなに残虐ができる物なのか・・・
女性は犯され、子供達も虐殺されいた・・・・
難民を守為に展開していた国連軍の一部を狂気に満ちた殺戮者達が突破し、難民キャンプに殺到したマモルの隊はその難民キャンプの守備をしていたが、突然の奇襲を受け、なす術もなく、破れさった・・・
最後の一兵まで抵抗を続け、一人でも多くの難民を逃がす為に個々で奮戦した。
マモルは「何故だ、何故だ、抵抗出来ない人を何故殺そうとするんだ!」
と心で叫びながら銃を撃つ!
そして子供を庇ながら殺戮者達の銃弾を浴びて力尽きた・・・・・
屍が累々と横たわる難民キャンプに一人の男が立っている、細い体付きに中性的な顔立ち、そして銀色の髪、赤い瞳
その男はマモルの倒れている側に行きマモルの体をいとも簡単に抱え上げそして消えていった・・・・・・
そこはディラックの海と呼ばれる異空間だった、
男はマモルに話しかける
「初めまして、天宮マモルさん僕は碇シンジと申します」
「貴方の心の叫びを聞いて、貴方に決めました。」
「貴方は不本意かもしれませんが、僕はこの世界では誰かの体をお借りしないと長い時間存在できないのです。貴方の体をお借りします。」
「その代わり、全ての僕の能力を貴方に差し上げます。」
「貴方は不本意かもしれませんが・・・・・」
そう話すとシンジはマモルの体に重なりマモルと一つになった・・・
シンジの記憶とマモルの記憶が一緒にかさなり、一つの人格となり、新しい天宮マモルとして生まれ変る。
そしてマモルは元の場所に戻り、気を失ったまま国連軍によって救助された。
そして病室のベッドで目を覚ます・・・・・
「知らない天井だなぁ」とクスっと笑った・・・
軍医の話しによるとマモルは仮死状態で発見され蘇生手術で何とか命を取り留めたそうだ、軍の上層部からは戦傷賞と民間人を自らの体を盾にして守ったと言う事で二尉に昇進したとの軍令を受けたが、死んで行った戦友の事を思うと嬉しくなかった、それとシンジと融合して凄い知識が自分の物となった事に驚愕した。
セカンドインパクトの真相、ゼーレ、サードインパクト、そして赤い海・・・・
マモルはシンジの意思を受け継ぎこれから人生の全てをサードインパクトの阻止為に戦う事を誓った・・・
看護士に言ってノートPCを用意する様に頼み、
それを受け取るとベッドの上でパソコンを打始めた・・・
退院をしたマモルは現隊に復帰する前に休暇をもらい日本の第三新東京予定地にある人工進化研究所にむかう。
人工進化研究所
ネルフの前身であり、また母体ともなった組織。
MAGIの完成と同時に、人員/設備を含めて全てが新組織であるネルフへと移行した。
活動内容は、エヴァの開発や、MAGIの開発などであった。
恐らく、ネルフ発足に関する準備段階として用意されたダミーの組織であったのだろう。
その証拠が、この組織の名前に現れている。
対外的には、この組織は『人工進化研究(Artificial Evolution Laboratory)』と呼ばれていたが、内部ではゲヒルンと云う名前で呼ばれていたからだ。
明確に、対外的な隠れ蓑と、実質的な研究機関とを分離する目的があったものと思われる。
此処には碇ゲンドウ、ユイ、冬月、赤城ナオコ博士がいる、ゲンドウとユイは一年前に結婚し、シンジと言う息子が生まれていた。
其処に関係者しか知らない内容が書かれた手紙が届き、会ってお話しがしたいと天宮マモルの名前で書かれていた。
ゲンドウやユイは最初は警戒したが、結局会う事にした。
隣の部屋には警備員を待機させ、何時でも取り押さえられる準備をして・・・・
約束の時刻通り、マモルは一人で現れた、軍服では無く、私服姿だ。
研究所のゲートで念入りに身体検査を受け武器が無いのを確認、なおかつ、CTスキャンによる検査と徹底した検査を受けさせられた。
多少閉口しながらマモルは会議室な様な場所に通された。
其処にはマモルが指定した4人が待っていた。
「初めまして、皆さん、天宮マモルと申します。詳しい事は調査済みでしょうから、省かしていただきますね、此のたびはご多忙の中お会いして頂、真にありがとうございます。」
とニッコリと笑いながらお辞儀をした。
「うむ、我々も貴方が送ってきた手紙の内容に少なからず興味があったですからな、単刀直入に言うとあの情報の出所をお伺いしたい。」
4人の中から代表で冬月がマモルに話しかける、後の3人はマモルを観察するよにマモルを見つめている。
「はい、順をおって、説明させて頂ますが、その前に此処ではいささか、観客が多いと思いますので、場所の移動をさせて頂たいのですが、」
「その必要は無い」
とゲンドウがぶっきらぼうに答える、その言葉に冬月は顔をしかめてゲンドウを観る、そしてマモルに言葉を返す。
「天宮さん貴方とは初対面ですし、あの手紙の内容は極秘な部分も含まれている、本来なら君をスパイ容疑で取り調べる事もできる内容だが、君から持ちかけたはなしなので、我々も話しを聞いて判断をしようと、今回の話し合いを設けた訳だが、君を信頼している訳では無い、それは君も解っているはずだが・・・」
「はい、その通りです。自分も最初から信用されてないのは解っておりますが、
話しを信用して頂く為に場所を移動させて頂ました。」
4人は何を言っているんだ、コイツはという、顔をしたが、次の瞬間驚愕した。
一瞬の内に暗黒の世界のまっただ中に放り出されたのだ、上下左右の間隔も無く、まるで、宇宙空間の中に居る様な感じだ、4人はパニックになり、叫び声をあげようとしたが、声も出ない。
体の感覚はあるが、どんなに手足や体を動かしても何も触れずなんの抵抗も感じない。
其処にマモルの声が頭の中に聞こえてきた。
「みなさん落ち着いてください。体を動かすのやめて、ゆっくりと深呼吸をして僕が見えますか?、見えたらゆっくりと歩いて僕の方に歩いて来てください。」
4人はマモルの声を聞くと不思議と気持ちが落ち着いてきて、声の方向を向くとそこだけ、明かりがあり、マモルが立っているのが解った、マモルが立っている場所だけ明るくなっているがその明かりはまぶしくもなく、柔らかな明かりだった。
4人はそれぞれ、ゆっくりとマモルの所に歩いて行く・・・・・
ユイは此処が何処かを必死に考えていたが、答えがでない、マモルの所に付くとマモルに向かって質問を始めた。
「貴方はいったい、誰なの?此処は異空間なのね、いったい何処なのかしら良かったら教えて下さらない?」
ナオコはユイの質問を聞きながら、ユイらしいと思った、ゲンドウもコウゾウもまだパニックがおさまっていないと言うのに・・・
「そうかこれってテレパシイーなのかしら、喋らなくても自分の意思や相手の意思が通じると言うのは便利なものね・・・」
マモルは苦笑しながら「さすがは碇ユイ博士と赤城ナオコ博士ですね」汗
「もう学者の目になっていらっしゃる・・・」
「あら、こんな時って女性の方が、開き直るのが早いのよね!」
「そうそう、だって抵抗しても貴方が返してくれないと此処から私たち出れないのでしょう?」
「だったら受け入れるしかないわ」
ユイとナオコが、ゲンドウとコウゾウに説得する様にマモルに話しをして行く。
ゲンドウとコウゾウは顔を見合わせ頷くしかなかった・・・
「でっ、質問に答えて頂けるのでしょうか?天宮さん」
マモルはユイの無邪気な表情に今一度苦笑しながら
「此処はディラックの海と言われる所です。そして僕は貴方の息子さんである碇シンジ君の使いですよ・・・・未来から来たシンジ君の・・・・」
4人は信じられないと言った表情で言葉もでない・・・マモルは言葉を続ける
「いまから貴方4人にシンジ君が体験した未来を御見せ致します。あなた方の計画がこのまま行けばどんな事になるか、観て頂きますよ。」
4人の頭の中でシンジが体験した全てが流れ込んで行く。
ゲンドウ、コウゾウ、ナオコ、そしてユイの表情が苦悶に歪んで行く、
そして4人は全てを知った・・・・・
『見知らぬ、天井』了
takeの戯れ言
第四話になる『見知らぬ、天井』が終わりました。(°∀°)
シンジとマモルが出会うシーンと言うか一方的にシンジがマモルを選びます。
これはウル○○マン(初代)のイメージを自分が持っているからです。(o|o)
自分もあのシーンを観ていて ウル○○マンに僕も選んで欲しいって思ったものです・・・・( -ω-)y━・〜
ある日突然自分がスパーマンみたいになってしまうってどんな気持ちなんでしょう?( ̄ー ̄)
なんて事を思いながら、ゴールデンウイークを家族サービスですり潰したオヤジでした・・・
アップ遅れた言い訳ですが....(TдT)
次も頑張ります〜♪
感想や叱咤激励お待ちしてます。m(__)m