生命・・・・・・
魂とも言われる・・・
生有る全ての物に生命は宿り、生まれ、そして死んで行く・・・
そして休眠の後新しい命となって生まれ変わって行く・・・
宇宙が生まれてから悠久の時を繰り返し,繰り返し続いてきた、そうして生命は少しづつ 少しづつ 成長してきたのである。
人はそれを輪廻と言う・・・・・・
プロローグ
サードインパクトと言われる「人類補完計画」により地球の全ての生命は一つに補完されてしまった・・・・・・
輪廻の歩みを止められてしまったのだ、時は流れるのを止め赤い海に全ての生命は一つなり、少なくとも40億年以上太陽がその命を止めるまで、輪廻の中に戻る事は出来きない・・・・
地球上に生物は残っていない・・・・
一人の少年を残して・・・・
「どうして・・・・」
「どうして・・・・」
「どうして・・・・」
「どうしてこんな事に・・・」
碇シンジは白い砂浜にうずくまり、赤く染まった海を見つめながら一人呟き続ける・・・
アスカは「き も ち わ る い」と一言を残して、赤い海に消えてしまった。
誰も居ない、誰も助けてくれない、何があったのかさえ解らない・・・
ただ、ただ、白い浜辺にうずくまり呟きつづけるシンジ・・・
赤い海は静に波の音を鳴らし続ける・・・・・
突然シンジは意を決した様に赤い海に向かってゆっくりと歩き始める。
「死んでしまおう、もう一人は嫌だ・・」
「もう終わらせるんだ、こんなの嫌だ・・・」
泣きながらシンジは一歩一歩赤い海に近づいて行く
赤い海に片足を入れた途端にシンジは叫び声をあげた。
「うわぁああああああああああ〜!」
シンジの頭の中にもの凄い勢いで大勢の人の意識が流れ込んで行く次から次から絶え間なく!
一瞬でシンジは気を失い赤い海の中に倒れ込んだ・・・
どれ位時間が経っただろう・・・時間の無い今は計るべくも無い・・・・
シンジは無意識の中で人類のありとあらゆる知識を吸収して行った・・・
そして、全てを知ってしまったこの世界の始まりから終わりまでを・・・・
そして、全ての生命の叫びを聞いた、この閉ざされた生命の輪廻を元に戻して欲しいと・・・
そしてゆっくりと目を開けたシンジは一言呟いた
「もう僕は人間じゃないんだ・・・・・」
takeの戯言
プロローグ・・・・
これぞエヴァSSの王道です!感激!
(勝手に思い込んでいます。)
本当はもっと色々と書いていたのですが、読み返してみると、これってネタバレ集じゃないか・・・と反省しました。
今度は削り過ぎたのではないかと・・思っています。
嗚呼っ!難しいですね〜本当に^^;